TOTOやLIXILなどから多機能なトイレが多く発売され、そろそろ自宅のトイレも交換しようかなと考えている方はいますでしょうか?
長年使っていたトイレを新しいものに交換したい。
節水や汚れ対策などの機能が豊富な便器に取り換えたい。
しかし、トイレ交換の作業費用が髙そうで頼みたくても踏み切れないという方も多いのではないでしょうか?
プロが行うとトイレ交換で2時間から3時間位。壁紙やクッションフロアの交換まで含めると1日作業です。
心して作業にとりかかってください。
トイレの便器交換はDIYできます!ただし便器交換のDIYは少し難易度が高く、揃える道具も多いので、必要な道具や作業手順をしっかりと把握したうえでDIYに取り組むか判断することが大切です。
特に、配水の取り外しがDIYだと大変かと思います。
他は工事経験者や手先の器用な方であればできる作業かと思います。
近年のDIYブームに伴い、自宅のあらゆる部分を自分で交換したり設置したりする方が増えてきました。トイレの劣化が気になっている方は「トイレ便器も自分で交換できるのでは?」と考えているのではないでしょうか。
本記事では、便器交換に必要な道具や手順、DIYのリスクなどを紹介していきます。便器交換のDIYにチャレンジしてみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
トイレ交換はDIYできる?
トイレ交換には特別な資格は必要ないので、道具を揃えればDIYすることが可能です。
ただし、トイレ交換は水まわりのなかでも少し難易度の高い作業になるため、DIY初心者だと作業が途中で中断してしまうリスクがあります。
ほかにも、以下のような手間やリスクがあることは頭に入れておきましょう。
- 便器を自分で購入しなければならない
- 廃材撤去に費用がかかる
- 作業が中断したらトイレが使えない
DIYをする場合には便器を自分で購入したり、古いトイレを撤去するために廃材撤去先を探したりと、手間と時間もかかります。古いトイレを撤去するためには、もちろん撤去費用がかかります。
そして一番困るのが、作業の中断や失敗によってトイレが使えなくなることです。
自宅にトイレが1箇所しかない場合には、トイレが使えなくなると非常に困ります。失敗したり作業に行き詰まったりすると結局業者依頼が必要になり、結果的に費用が割高になってしまうでしょう。
DIYに慣れている方ならばスムーズに作業をできるかもしれませんが、初心者には便器交換は少し難しいかもしれません。次項から説明する手順をしっかりと確認し、DIYに挑戦しましょう。
トイレ交換の下準備
トイレ交換を行う前に、準備することを記載していきます。
トイレ設置状況の確認
上記を確認し、便器の選定を行い、購入する。
トイレ交換に必要な工具
- バケツ(小)
- 給水ポンプ
- モンキーレンチ
- ラチェットレンチ
- 電動ドリル
- 塩ビ管用の接着剤
- シールテープ
- パイプソー
- ガスバーナー(ヒートガン・ドライヤーでも代用可)
- タオル(雑巾)
- プラスドライバーとマイナスドライバー
給水ポンプ
いわゆる灯油シュポシュポです。残った水を排出します。
モンキーレンチ
配管の接続などに使います
ラチェットレンチ
狭い空間で作業しますので、あると便利です。
塩ビ管用の接着剤です。
大量には使いませんので、一番小さいものでOKです。
トイレ交換手順
- トイレ交換の主な手順
- 1. メーター横の止水栓を閉める
- 2. トイレタンクの水抜きをする
- 3.ウォシュレットを取り外す
- 4. 分岐金具を取り外す
- 5. トイレタンクを外す
- 6. 便器の水抜きをする
- 7.古い便器を取り外す
- 8.古い排水ソケットを外す
- 9. 床を掃除しておく
- [壁紙の施工]
- [クッションフロアの施工]
- 10.止水栓の交換
- 11.新しい便器の取付
- 12.トイレの組み立て
- 13.便座の取り付け
- 14.配管接続から漏水チェックし完了
メーター横の止水栓を止める
戸建ての場合
量水計BOXの中にある、メーター横のバルブを閉じてください
マンションの場合
PSまたは廊下に水道メーターがあります。その横にあるバルブを閉じてください
トイレの中の止水栓で一時止めても大丈夫ですが、止水栓の交換時には元栓を閉める必要があります。
トイレタンクの水抜きをする
止水栓を止めたら、トイレを流す要領でタンクの中の水を抜いていきます。レバーを回転させたまま固定し、水が流れなくなるまで待ちます。水が止まったら、タンク上部の蓋を外し、水が残っていないことを確認します。
ウォシュレットを取り外す
- 電源を外す
- 給水管を外す
- 便座裏にあるナットを外す
これで上に持ち上げると外れます。
トイレタンクを外す
まず、給水管を外します。
古いトイレはタンクの側面に給水管が接続されています。
新しいトイレは、タンク下部から給水管が接続されています。
密結ボルトというボルトとナットで止まっています。タンク下部を覗き、ナットを取り外してください。
便器を外す
トイレメーカにより違いがありますが、便器を床に固定しているボルトがあります。ボルトを取り外します。
真っ直ぐ引き抜きます。固くて歯すきにくい場合は、少し前後に揺らしながら上に引き抜きます。(周りの壁などにぶつからないよう気をつけてください)
以上で、便器の取り外しが完了します。
便器の選定・便器の取り付けは別章でご確認ください。
コメント